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Memorandum

主に観た映画(新作、旧作)の備忘録。目指せ1000

「ファイナルデスティネーション」感想

映画(洋画)

netflixが日本に来て半年くらい経ちましたが、明らかにツタヤに行く回数が減りました。旧作も見れるし、昨年話題をさらったマッドマックス怒りのデスロードなんかも最近追加されました。オンライン映画サービスは本当にレンタル屋には脅威でしょうね。

 
2000年に公開された、ジェームズウォン監督の『ファイナルデスティネーション』を最近ネトフリで観たのでその感想を書いていこうと思います。内容に触れています。
 
※予告編を追加しました
 

 



 
【ホラー映画的手法を一切使わない】
まず、この映画はジャンル的にはいわゆるホラー映画です。ですが、通常のホラー映画の手法はほとんど使ってなくて、ゾンビだったり恐ろしいキャラクターがいるわけではなく、「敵」が出て来ません。恐怖の対象が物理的に明確に出てこないホラー映画はあると思うのですが(例えば自然現象)、今作はそういった姿の見えない敵の恐怖に怯えるというわけではなく、「死」そのものが敵です。
 
 
登場人物は次々と死んでいくのですが、その背後にあるのは何なのかという部分は、あからさまにキャラの印象が強すぎる葬儀屋のヒントであっさり解き明かされます。なので、登場人物たちは、「死が来ることはわかっているが、何が死につながるかもわからないのに死を回避しなくてはならない状況」にあります。唯一、順番があることだけわかっています。
見てる私たちは「死」が敵であるとわかっているから、次死ぬのはこの人か?どうやって死ぬのか?というところに興味がうつります。
私たち観客がそういう目線で見ているのを承知で、その期待を裏切ったり、逆にとても丁寧に応えたりするので、見てる方はいちいちハラハラさせられたり、驚かされたりします。
 
【やたら凝った「死」のシーン】
そういう作りの映画なので、死ぬシーンは異常にバラエティに富んでいます。
なんてことはない普通のシーンでも、さぁこの人が死にますよ!刮目せよ!ショーの始まり!と言わんばかりに、まるでピタゴラスイッチのような連鎖が起きます。それも、暗い画ではなく、ばっちり全部見せています。
そのシーンも、「SAW」シリーズのようにグロい、痛い、血がたくさん出る、というものではありません。一挙一動によって一歩一歩確実に死につながるのが見えるから怖いんですね。
特に最後の方の、主人公2人が追い詰められるシーンは、ぷよぷよフィーバーのごとき連鎖で、一歩間違えればギャグなんじゃないかと思わず笑ってしまいそうになりました。
 
【ストーリーは割とシンプル】
少し残念だなーと思ったところが、先にも書きましたが、葬儀屋が唐突に出てきて重要な台詞を吐き、そのあとは全く出てこないあたりのストーリー展開です。死の表現に多くを割いている分、ストーリーの展開はやや都合よく感じます。「死が死神のように迫っていることを登場人物が理解する」という設定を映像で描写しなくてはならないので、そこは難しいところだったとは思いますが、、
 
 
独自のジャンルを築いているのは間違いないです(実際シリーズ化されてますし)。怖いというよりは、何となく、ジェットコースターに乗る気分だなと思いました。これからどんな恐怖が来るかはわかってて、それでも息つく間もない展開にハラハラするって感じです。意外と後味も悪くなく、続編見てみようと思います。
 
冒頭、主人公が飛行機事故の予知夢を見て、この飛行機は爆発する!!とのたまい飛行機を降りていくシーンを見て、飛行機であんな人いたらと想像したらそれが一番怖いと思いました。笑